便秘と漢方薬の関係

何日間も継続して排便がなかったり、たまに排便があっても、
その間隔が一定ではなく不均一な場合を、一般的に便秘症と呼びます。

便秘の症状は、放っておくと慢性化しやすく、
成人女性の50%以上が便秘経験者であると言われており、
慢性的な便秘症に悩んでいる方も意外に多いのではないでしょうか。

便秘症がずっと続いてしまうと、肌荒れや口臭、おならの原因となるため、
なるべくなら早めに症状を改善しておきたいものですよね。

便秘に漢方薬がおすすめな理由

そんな頑固で慢性的な便秘症状の改善には、
市販の便秘薬ではなく、天然成分で作られた漢方薬の服用がおすすめです。

慢性化したひどい便秘症の場合、市販の便秘薬では強制的に便を出すだけしかできず、
根本的な便秘体質の改善は期待できません。

その点、天然由来の漢方薬ならば、排便を促す効果があるだけでなく、
身体そのものに働きかけ、便秘しにくい体質に変えてくれます。

ただし、単に便秘症といっても、お腹が張るタイプ、便が固いタイプなど、
様々な症状があり、すべてが同じ原因ではありません。

体質改善による根本的便秘の解消を目指すのならば、
便秘の原因に働きかけてくれる最適な漢方薬を選ぶ必要があります。

原因別おすすめ漢方薬

大甘丸(だいかんがん)

食事の量が少なめで運動不足な方、高齢者の方の場合、
腸の動きが鈍いことが主な便秘症の原因です。

このような症状の場合には、大腸粘膜を刺激してくれる効果のある『大甘丸(だいかんがん)』がおすすめです。

麻子仁丸(ましにんがん

普段から水分を控えていたり、便意を良く我慢して便が固いタイプの方には、
30%の脂肪分を含有し、腸内をなめらかにしてくれる『麻子仁丸(ましにんがん』がおすすめです。

清営顆粒(せいえいかりゅう)

便秘だけでなく、のぼせや腹部膨張感、臭いおならに悩んでいる方は、
ジオウ、シャクヤク、オウゴン、ダイオウ、ボタンピ、サンシンの6種類の生薬を配合した、
『清営顆粒(せいえいかりゅう)』が他の症状も一緒に改善してくれおすすめです。

 

自分の便秘に効果のある漢方薬をベストパートナーにして、
慢性的便秘からの脱出を目指していきましょう。